不服申立てのススメ２２　悪性新生物-３　保険者意見｜名古屋市の障害年金は社労士オフィス結

前回は再審査請求公開審理の場での質問と回答についてでしたが、

話は少し戻ります。

 

悪性新生物で２級と認められるためには

障害又は衰弱により

日常生活に著しい制限を受けている　となるんですが、

衰弱については著しい全身倦怠感と区別が難しいため

裁定請求の段階から障害の方の証明を試みます。

本件では特定の臓器の機能数値に特に主張材料がないんですが

易感染症とケガをしたら治りにくい　症状があるため

血液数値で白血球と血小板の数値が低くなっています。

これを現症日以前も含めての血液検査結果で主張します。

 

日常生活に著しい制限を受けていることは、

内部障害は一般状態区分アイウエオの５段階評価で

ウかエに該当していることが条件で、

※（ウとエはどちらもある程度身の回りのことは出来るけど、エの方ができる度合いが少なく横になる時間帯も長い）

本件ではウに該当しているという診断書所見です。

 

これで一応は、単なる全身倦怠感ではなく

白血球と血小板の 減少という機能障害により

日常生活に著しい制限を受けている（一般状態区分「ウ」）

という２級の条件に該当することの条件は満たしてはいるので２級想定で裁定請求したのですが、

正直ちょっと弱いかな？と感じてました。

なので３級での決定は想定していたというわけです。

 

そこでまず不服申立ての第一弾・審査請求ですが、

２級不該当の大きな理由として、

まず一般状態区分が「エ」ではなく「ウ」であることが原因と考えましたので、

診断書の医師所見は「ウ」なんだけど、

実態は「エ」に近いという事を

１日のタイムスケジュールで詳細に記載してもらい主張材料としました。

 

しかし審査請求でも棄却です。

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なんかなぁ

自分で記事を書いていて改めて思うのはこれじゃダメだ。

もっともらしい手順を述べてますけど、

自分の主張内容があまりにも平凡で独自性が無い。

決定を覆すだけのインパクトが全く無い。

 

「悪性新生物（ガン）の障害年金請求は難しいですぅ～」

たいした経験も根拠もないような障害年金社労士が

いたるところで発信したりするんですけど、

ここまでの自分の手順を振り返るとそのレベルです。

難しいから３級でも仕方がない、とどこかで思っている。

だから主張内容にも全くキレがない。

 

このままじゃ再審査請求も難しいよなぁ・・・

手詰まりを感じているところに、さらなる追い打ち

審査請求棄却決定書の保険者意見にこんな文言が、

 

化学療法施行可能な状態ならば衰弱状態には該当しない

 

次回どうする？どうなる？

 

続く