障害年金はムズカシイ？　2｜名古屋市の障害年金は社労士オフィス結

前回の続き

障害年金がムズカシイという風潮はどこからきているか？

その風潮は社保庁時代からいるベテラン職員にある

という個人的な意見について

 

業務外の研修やOJTを通じて障害年金の手続きをしているにもかかわらず職員全体の理解が悪い

となればやり方に問題がないか？検討するのが当たり前です。

ではどこに問題があると考えるかですが、

そもそも障害年金はムズカシイというイメージがありますが、

障害を抱えた人にはその原因となった傷病が必ず存在し、

その発病して初診時から現在までの状況を診断書などで証明していくだけのシンプルなものです。

受給の要件も、

①　初診時に何らかの社会保険に加入しているという加入要件

②　初診日までの期間の保険料がある程度収めてあるという納付要件

③　障害の状態に該当しているという要件

この３つです。

このうちの①と②についてはたいていの人は該当しています。

問題は③の障害状態の要件で、これが唯一難しいのですが、

障害の状態については、認定基準に明記されており

どの程度であれば何級に該当するか？という目安になっています。

この認定基準について、年金事務所の職員は全く認識していない

研修で学ぶこともなく、認定基準を確認しながら相談にあたることもしていないから、

窓口に相談しに来た人に対して

「障害年金に該当するかどうかは医師に確認してください」

等と認定基準も説明せず、医師や相談者に判断を丸投げするような対応をする。

そうすると相談者はそんな該当するかどうか医師に聞けと言われても、

医師もわからないから年金事務所で聞けというドツボにはまり、

障害年金はムズカシイ　印象を受ける人が多くなる

こんなことが何年も繰り返されているのです。

 

続く