単独傷病か複数傷病か？｜名古屋市の障害年金は社労士オフィス結

慢性肝炎で定期的に受診していたが肝臓癌を発症した場合

ほとんどの人は慢性肝炎と肝臓癌を同じ病気扱いして、

慢性肝炎の初診日で事後重症請求をすることが多いと思うんですけど、

癌（悪性新生物）は原因が不明なケースが多く、

アルコール性肝炎のような生活習慣病が長年経過することで癌になることもあるかもしれないが、

ウィルス性のように慢性肝炎が無かったとしても発症するケースは考えられます。

このような場合には

有利になる請求方法を検討します。

もし慢性肝炎初診時は厚生年金、肝臓癌初診日は国民年金ならば、

同一の傷病として障害厚生年金事後重症請求

（症状によっては認定日３級、現在２級以上を想定した遡及請求）

慢性肝炎初診時は国民年金、肝臓癌初診時は厚生年金なら、

慢性肝炎を前発傷病、肝臓癌を基準傷病とする初めて２級で請求

という具合に検討します。

 

同一の障害箇所だからと言って同一傷病とは限らない　という事です。