65歳以上の障害年金請求可能性③｜名古屋市の障害年金は社労士オフィス結

初診日が６５歳以降の厚生年金加入中の場合

初診日から１年６か月経過後の障害認定日に障害状態に該当していれば障害年金の請求ができますが、

２級以上で決定した場合にも障害基礎年金が支給されません。

 

１階部分が基礎年金、２階部分が厚生年金と

年金は２階建てという言い方をしますが、

２階部分しかない状態です。

一方、老齢年金は６５歳以降は

１階部分老齢基礎年金、２階部分老齢厚生年金と

２階とも揃った年金になりますので、

どちらかを選択する場合に、

２階だけの障害年金より、

１、２階とも揃った老齢年金の方が有利だから、

障害年金を請求するメリットがない

と説明されることがあります。

 

大多数の人にとってはその通りなのですが、

例外もあります。

例えば６５歳以降も役員などで高い報酬で就労している場合には、

６５歳以降も２階部分の老齢厚生年金は大部分が支給停止されます。

かたや障害厚生年金は就労中も給与によって支給停止されることはありません。

そのような場合には、

２階部分だけとはいえ障害年金の方が金額も高くなりますので、

請求メリットはあります。